当サイトの記事は編集部が関西弁の一般的な使われ方を調べて独自に執筆しています。意味や使い方は地域・世代によって違うことがあります。
関西の友達から「ほな、またな」と言われて、『「ほな」ってどういう意味?』と思ったことはありませんか。
結論から言うと、関西弁の挨拶は標準語とほとんど同じ言葉に、「さん」「な」「ほな」などを足して親しみを出すのが特徴です。この記事では、朝の挨拶から別れ際、寝る前まで、関西弁の挨拶を場面別に例文と標準語訳で紹介します。
関西弁の挨拶一覧|場面別にまず表で
関西弁の挨拶は、「おはようさん」「お疲れさん」のように「さん」を付ける、「ほな、またな」のように「ほな」「な」を足す、の2つを押さえるとぐっと関西らしくなります。
挨拶は毎日使う言葉なので、方言らしさが出やすいところですよね。ただ、関西弁の挨拶は標準語とまったく違う言葉ばかりではないんです。
まずは場面ごとに、よく耳にする言い方を一覧にしました。大阪など関西の広い地域で聞かれる言い方です。
| 場面 | 標準語 | 関西弁の例 |
|---|---|---|
| 朝 | おはよう | おはようさん/おはよう |
| 昼 | こんにちは | こんにちは/まいど(お店など) |
| 夜 | こんばんは | こんばんは |
| 別れる時 | さようなら・またね | ほな/ほなまた/ほなな/またな |
| 次の約束 | また今度・また行こうね | また今度な/また行こな |
| 寝る前 | おやすみ | おやすみ/ほな、おやすみ |
| 仕事終わり | お疲れさま | お疲れさん/おつかれ |
| 久しぶりに会った時 | 久しぶり | 久しぶりやな/えらい久しぶりやん |
| 食事の前後 | いただきます・ごちそうさま | いただきます/よばれます/ごちそうさん |
| お礼 | ありがとう | おおきに/ありがとう |
『意外と標準語と同じ言葉も多いんだ』と感じた方もいるはずです。実は、関西弁らしさは単語よりも、言葉の後ろに付く部分やイントネーションに出やすいんです。

関西弁の挨拶は「さん」「な」「ほな」で決まる
関西弁の挨拶で覚えておきたいのは、次の3つの足し方です。
- 「さん」を付ける:おはようさん、お疲れさん、ごちそうさん
- 文の最後に「な」を付ける:またな、また今度な、おやすみな
- 頭に「ほな」を付ける:ほな、またね/ほな、おやすみ
この3つを知っておけば、関西の人の挨拶の多くは聞き取れるようになりますよ。
「おはよう」「こんにちは」「こんばんは」の関西弁
朝は「おはようさん」がいかにも関西らしい言い方です。「こんにちは」「こんばんは」は標準語とほぼ同じで、イントネーションに関西らしさが出ます。
朝や昼の挨拶は、関西でも標準語とあまり変わらない言い方が多いです。そのぶん、ちょっとした違いが耳に残りやすいんですよね。
「おはようさん」は親しみのある朝の挨拶
「おはようさん」は、「おはよう」に「さん」を付けた言い方です。関西では、飴を「あめちゃん」と呼ぶように、身近なものに「さん」「ちゃん」を付ける言い方がよくあります。
- 「おはようさん、今日も寒いなあ」(=おはよう、今日も寒いね)
- 「おはようさん、早いやん」(=おはよう、早いじゃない)
年配の方を中心に、近所の人や知り合いへの朝の挨拶で耳にすることがあります。若い世代では、ふつうに「おはよう」と言う人も多いですよ。
挨拶のあとに続くひと言も関西らしい
関西では、挨拶のあとにちょっとしたひと言を足すことがよくあります。天気の話や、相手の様子にふれる言葉です。
- 「おはよう、今日はぬくいなあ」(=おはよう、今日は暖かいね)
- 「おはようさん、どこ行くん?」(=おはよう、どこに行くの?)
- 「おはよう、眠そうやな」(=おはよう、眠そうだね)
「どこ行くん?」は、本当に行き先を知りたいというより、声かけの一つとして言われることもあります。
『そんなこと聞かれても』と身構えなくて大丈夫です。「ちょっとそこまで」と軽く返せば十分ですよ。
「おはようございます」は関西でもそのまま
目上の人や仕事の場面では、関西でも「おはようございます」をそのまま使います。丁寧な場面での挨拶は、標準語とほとんど同じなんです。
違いが出るのはイントネーションです。関西の多くは京阪式アクセントといって、言葉の高い低いの付け方が東京と違うため、同じ「おはようございます」でも少し違って聞こえることがあります。
「こんにちは」「こんばんは」と「まいど」
「こんにちは」「こんばんは」は、関西でも標準語と同じ言葉です。関西弁らしい言い方を一つ挙げるなら、お店などで使われる「まいど」があります。
- 「まいど、いつもありがとうございます」(=こんにちは、いつもありがとうございます)
- 「まいど、おおきに」(=いつもありがとうございます)
「まいど」は「毎度ありがとうございます」を短くした言い方で、もとは商売の挨拶です。お客さんと店の人の間で使われることが多いですよ。
「もうかりまっか」「ぼちぼちでんな」は、関西の挨拶として有名なやりとりです。ただ、今の日常の会話で使う人は多くないと言われます。冗談めかして使われることがある、くらいに思っておくとよいですよ。
「さようなら」「またね」の関西弁は「ほな」
別れ際の関西弁は「ほな」が主役です。「ほな」は「それでは」「じゃあ」の意味で、「ほなまた」「ほなな」「ほな、さいなら」のように使います。
関西弁の「ほな」は、別れ際によく聞く言葉ですよね。意味が分からないと、何かの話の途中のように聞こえるかもしれません。
「ほな」の意味と例文
「ほな」は、標準語の「それでは」「じゃあ」にあたるつなぎの言葉です。話を切り上げて、次の行動に移る時に使います。
- 「ほな、またな」(=じゃあ、またね)
- 「ほな、行こか」(=じゃあ、行こうか)
- 「ほな、そうしよか」(=それなら、そうしようか)
挨拶だけでなく、「ほな、行こか」のように話の区切りでも使えるのが「ほな」の便利なところです。つなぎ言葉としての使い方は、関西弁のつなぎ言葉でも紹介しています。
「ほなな」「ほなまた」は別れの挨拶
「ほなな」は「ほな」に「な」を付けた言い方で、「じゃあね」「またね」という軽い別れの挨拶です。「ほなまた」も同じように使われます。
| 関西弁 | 標準語訳 | 使う相手 |
|---|---|---|
| ほな | じゃあ | 友達・家族 |
| ほなな | じゃあね | 友達・家族 |
| ほなまた | じゃあ、また | 友達・知り合い |
| またな | またね | 友達・家族 |
| ほな、さいなら | じゃあ、さようなら | 知り合い・近所の人 |
| 気をつけて帰りや | 気をつけて帰ってね | 帰る人を見送る時 |
『「さようなら」は関西弁で何て言うの?』と気になる方もいますよね。「さいなら」という言い方もありますが、ふだんは「ほな」「またな」で済ませることの方が多いです。
見送る時の「気をつけてな」
関西では、帰る人を見送る時に「気をつけて帰りや」「気をつけてな」と声をかけることがよくあります。「〜や」はやさしく言いつける語尾です。
- 「暗いから気をつけて帰りや」(=暗いから気をつけて帰ってね)
- 「ほな、気をつけてな」(=じゃあ、気をつけてね)
電話やLINEの切り際にも「ほな」
「ほな」は、電話やメッセージを終える時にもよく使われます。話がひと段落したところで「ほな」と言うと、「そろそろ切るね」の合図になるんです。
- 「ほな、そういうことで」(=じゃあ、そういうことで)
- 「ほな、また連絡するわ」(=じゃあ、また連絡するね)
- 「ほなね、ばいばい」(=じゃあね、バイバイ)
「ほなね」は「ほな」に「ね」を付けた言い方で、やわらかい響きになります。「ほなな」と同じように、友達や家族との別れ際によく使われますよ。
「また今度」「また行こう」を関西弁で
「また今度」は「また今度な」、「また行こうね」は「また行こな」が自然な関西弁です。語尾に「な」を付けるだけで、ぐっと関西らしくなります。
遊びや食事の帰りに、次の約束をする言い方も知っておきたいですよね。ここでも活躍するのが語尾の「な」なんです。
「また行こな」は「また行こうね」
標準語の「また行こうね」は、関西弁では「また行こな」「また行こうな」になります。「行こう」が「行こ」と短くなるのもよくある形です。
- 「楽しかったなあ、また行こな」(=楽しかったね、また行こうね)
- 「また遊ぼな」(=また遊ぼうね)
- 「また来てな」(=また来てね)
「また今度」の「また」には注意
関西弁の「また」は、「再び」だけでなく「あとで」「そのうち」という意味でも使われます。「それ、またするわ」は「それ、あとでやるね」くらいの意味になることがあるんです。
そのため、「また今度な」「また行こな」が、具体的な日にちの決まっていない「そのうちね」の意味で使われることもあります。本当に約束したい時は、「来週どう?」と日にちを決めてみてください。
「また今度な」は、断り文句ではなく、ただの別れの挨拶として言われることも多いです。『本当にまた誘ってくれるのかな』と気になったら、こちらから日にちを聞いてみるのがいちばん確実ですよ。
次の約束に返す時の関西弁
「また行こな」と言われた時の返し方も知っておくと便利です。行きたい気持ちを伝える時と、予定が分からない時で言い方が変わります。
| 気持ち | 関西弁の返し方 | 標準語訳 |
|---|---|---|
| ぜひ行きたい | 行こ行こ、楽しみやわ | 行こう行こう、楽しみだよ |
| 予定を決めたい | ええな、いつにする? | いいね、いつにする? |
| 予定が分からない | また連絡するわ | また連絡するね |
| うれしい | 誘てくれておおきに | 誘ってくれてありがとう |
『社交辞令かどうか分からない』と迷う時は、「ええな、いつにする?」と返してみてください。相手が本気なら、そのまま日にちの話になりますよ。
関西弁の「また」の意味は、関西弁の「また」の意味でくわしく紹介しています。
関西弁ドットコム
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「おやすみ」「お疲れさま」「久しぶり」の関西弁
「おやすみ」は関西でもほぼそのままで、「ほな、おやすみ」と「ほな」を付けると関西らしくなります。「お疲れさま」は「お疲れさん」、「久しぶり」は「久しぶりやな」が定番です。
1日の終わりや久しぶりの再会の挨拶にも、関西弁らしい言い方があります。どれも標準語に少し足すだけなので、使いやすいですよ。
「おやすみ」の関西弁
寝る前の「おやすみ」は、関西でも標準語と同じ言葉を使います。関西らしくするなら、「ほな」や「な」を足す言い方がよく聞かれます。
- 「ほな、おやすみ」(=じゃあ、おやすみ)
- 「おやすみな、また明日」(=おやすみ、また明日ね)
- 「もう遅いし、はよ寝や」(=もう遅いから、早く寝なさい)
「はよ寝や」は「早く寝なさい」という意味で、家族や親しい人にやさしく言う言い方です。メッセージの最後に「ほな、おやすみ」と送るのも、関西らしい締めくくりですよ。
「お疲れさま」は「お疲れさん」
仕事や作業の後の「お疲れさま」は、関西では「お疲れさん」と言うことがよくあります。「さん」を付けて少しやわらかくした言い方です。
- 「お疲れさん、今日は大変やったな」(=お疲れさま、今日は大変だったね)
- 「ほな、お疲れさんでした」(=それでは、お疲れさまでした)
「お疲れさん」は、目上の人が後輩をねぎらう時などにも使われます。目上の人に言う時は、「お疲れさまです」と標準語の形にしておくと安心です。
先に帰る時のひと言
職場やアルバイト先で先に帰る時は、関西でも「お先です」「お先に失礼します」が基本です。親しい仲間同士なら、もう少しくだけた言い方も聞かれます。
- 「ほな、先帰るわ」(=じゃあ、先に帰るね)
- 「お先です、お疲れさん」(=お先に失礼します、お疲れさま)
- 「無理せんときや」(=無理しないでね)
「無理せんときや」は、残っている人を気づかうやさしいひと言です。言われた方は「おおきに、お疲れさん」と返すと、関西らしいやりとりになりますよ。
「久しぶり」の関西弁
久しぶりに会った時は、「久しぶりやな」「久しぶりやん」とよく言います。「えらい久しぶりやん」と「えらい」を付けると、「ずいぶん」という気持ちが入ります。
| 関西弁 | 標準語訳 | ニュアンス |
|---|---|---|
| 久しぶりやな | 久しぶりだね | しみじみした再会 |
| えらい久しぶりやん | ずいぶん久しぶりじゃない | うれしい驚き |
| 元気しとった? | 元気にしてた? | 近況をたずねる |
| 変わらへんなあ | 変わらないね | 相手をほめる |
例えばこんなやりとりです。
- 「えらい久しぶりやん、元気しとった?」(=ずいぶん久しぶりだね、元気にしてた?)
- 「元気やで、そっちは?」(=元気だよ、そっちは?)
- 「ぼちぼちやわ。ほんま変わらへんなあ」(=まあまあだよ。本当に変わらないね)
「ぼちぼち」は「まあまあ」「そこそこ」という意味で、近況を聞かれた時の返しとしてよく使われます。「元気?」「ぼちぼちやで」のように、軽く答える時に便利な言葉ですよ。

「いただきます」「ごちそうさま」とお礼の関西弁
「いただきます」は関西でもそのままです。ごちそうになる時は「よばれます」、食後は「ごちそうさん」、お礼は「おおきに」が関西らしい言い方です。
食事の挨拶は、全国でほぼ共通ですよね。ただ、関西には「ごちそうになる」場面ならではの言い方があるんです。
「いただきます」と「よばれます」
「いただきます」は、関西でもそのまま使います。そのうえで、人の家で食事をごちそうになる時などに「よばれます」と言うことがあります。
- 「ほな、よばれます」(=それでは、ごちそうになります)
- 「せっかくやし、よばれよか」(=せっかくだから、ごちそうになろうか)
「よばれる」は「呼ばれる(招かれる)」から来た言い方とされます。くわしくは関西弁の「よばれる」の意味で紹介しています。
「ごちそうさん」と「おおきに」
食べ終わった後は、「ごちそうさん」「ごちそうさまでした」と言います。お店を出る時に「ごちそうさん、おおきに」と声をかける人もいます。
「おおきに」は関西弁の「ありがとう」で、年配の方を中心に、お店や近所づきあいの中で耳にすることがあります。お礼やおわびの言い方は、関西弁の「ありがとう」でまとめています。
- 食べる前:いただきます/ほな、よばれます
- おいしい時:めっちゃおいしいやん
- 食べ終わった後:ごちそうさん
- お店を出る時:ごちそうさん、おおきに
関西以外の人が関西弁の挨拶を使う時の注意
「ほな」「またな」「お疲れさん」などは、友達や家族との会話で使う分には楽しまれやすい言い方です。仕事の場面や初対面の人には、標準語の挨拶にしておくと安心です。
関西弁の挨拶は短いので、関西以外の人でも取り入れやすいですよね。ただ、使う場面は少し選んだ方がいいんです。
場面ごとの目安
| 場面 | 関西弁の挨拶は? | おすすめの言い方 |
|---|---|---|
| 関西の友達とのLINE | 使いやすい | ほな、おやすみ/またな |
| 職場の同僚との雑談 | 相手しだい | お疲れさん |
| 上司・取引先 | 標準語が無難 | お疲れさまです |
| 初対面の人 | 標準語が無難 | こんにちは |
イントネーションまでは無理に真似しなくていい
関西弁の言葉を使っても、イントネーションまで関西風にするのは難しいものです。標準語のイントネーションのまま無理に真似すると、関西の人には不自然に聞こえることもあります。
『じゃあ使わない方がいいのかな』と思うかもしれません。ただ、「ほな、またね」くらいの短い言葉なら、親しみを込めた冗談として受け取ってもらえることが多いですよ。
- 短い「ほな」「またな」から使ってみる
- 相手が関西出身なら「合ってる?」と聞いてみる
- 仕事の場面では標準語に切り替える
メッセージで使いやすい関西弁の挨拶
声に出すのが恥ずかしい方は、まずLINEなどのメッセージで使ってみるのもおすすめです。文字ならイントネーションを気にしなくていいので、気軽に試せますよ。
| 送る場面 | 関西弁の例 | 標準語訳 |
|---|---|---|
| 朝のひと言 | おはようさん、今日もがんばろな | おはよう、今日もがんばろうね |
| 会ったあと | 今日はおおきに、楽しかったわ | 今日はありがとう、楽しかったよ |
| 次の約束 | また行こな | また行こうね |
| 寝る前 | ほな、おやすみ | じゃあ、おやすみ |
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よくある質問
関西弁の「ほな」はどういう意味ですか?
「それでは」「じゃあ」という意味のつなぎ言葉です。「ほな、またな」は「じゃあ、またね」になります。
「さようなら」は関西弁で何と言いますか?
「さいなら」という言い方もありますが、ふだんは「ほな」「ほなまた」「またな」と言うことが多いです。
「おやすみ」は関西弁でも同じですか?
ほぼ同じです。「ほな、おやすみ」「おやすみな」のように、「ほな」や「な」を足すと関西らしい言い方になります。
「こんにちは」の関西弁はありますか?
「こんにちは」は関西でもそのまま使います。お店などでは「まいど」という挨拶も聞かれます。
「お疲れさま」は関西弁で何と言いますか?
「お疲れさん」がよく使われます。目上の人には「お疲れさまです」と標準語の形で言うのが無難です。
「おはようさん」は今も使いますか?
年配の方を中心に、近所の人や知り合いへの挨拶で使われることがあります。若い世代はふつうに「おはよう」と言う人も多いです。
まとめ
- 関西弁の挨拶は標準語に「さん」「な」「ほな」を足すと関西らしくなる
- 朝は「おはようさん」、仕事終わりは「お疲れさん」
- 別れ際は「ほな」「ほなな」「またな」
- 「また行こうね」は「また行こな」、「おやすみ」は「ほな、おやすみ」
- 仕事の場面や初対面の人には標準語の挨拶が無難
日常でよく使う関西弁をもっと知りたい方は、関西弁一覧や関西弁の日常会話もどうぞ。自分の文を関西弁にしてみたい時は、関西弁変換ツールで試してみてください。





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